穏やかでいることと、感情を押し殺すことの違い 

【ヨガのゴール】

 

 

先日「ヨガ哲学勉強会」をしました。

ヨガ哲学なんて言うと
難しく聞こえるので、
クラスの初めに話す小話の解説ふうに
行っています。

2月のテーマは「そもそもヨガとは?」
ということで、
ヨガのゴールをお伝えしました。

「ヨーガスートラ」という
ヨガの教科書のようなものがあります。

その初めに書いてあるのですが。

「ヨガとは心の作用を止めること」。

私たちは感情の浮き沈みや
気になる、気を取られる…など、
心の動きに敏感です。

その作用を止めることが
ゴールとされています。

【感情を押し殺す】

 

 

そして私がやってしまったのは
心の作用を止めることではなく、
「感情を押し殺す」ことでした。

その違いは本当に分からなくて、
楽しむことも、
悲しむことも、
嬉しいことも、
怒ることも、
感情が動くことはすべて
「止めなきゃ」って思っていました。

だから一時は
「無感情」になってしまったんです。

何をしても、何を見ても
「何も思わない」。

それは、おかしなことでした。

だから
「心の作用を止めることって、
とてもつまらないことなんだな」
と思ってしまいました。

【穏やかでいること】

 

 

 

先日の勉強会でも、
同じような質問が出ましたが、
本当のところは
「押し殺す」とは程遠いところにあります。

私も徐々に分かってきた
段階ではありますが、
全然違うなと感じています。

心の作用を止めることは、

▪️感情に巻き込まれないこと
▪️穏やかであること
▪️感情を見つめて味わうこと

から始まるのです。

特に最後の「感情を見つめる」が
けっこう大事です。

楽しんでいる自分、
悲しんでいる自分、
嬉しがっている自分、
怒っている自分を

味わうんです。

感情を味わっていいんです。

巻き込まれなければ。

優しく子どもを見つめる母親のように、
自分の感情を見つめるんです。

すると「人間らしい感情」を持つ
自分でありながら、
穏やかで温かな自分でもあることを
思い出していけるのです。

なぜなら
「なぜその感情が出てくるのか」に
気づいていけるからです。

原因が分かれば、
解放出来るからです。

感情は、押し殺したら爆発します。

ちゃんと向き合い、
味わえばいいんです。

なぜその感情が出てくるのか、
気づけばいいんです。

そうして癒され、
感情が解放されたとき、
「心の作用に巻き込まれない」状態に
なっていけます。

ただ、なかなか高度な技なので、
ヨガを学びながら少しずつ
身につけていけば大丈夫です。

3月も「ヨガ哲学勉強会」をします。
生きやすくなるヒントを学びませんか。

【日時】3月31日(日)18時~19時

【場所】エニシア静岡(静岡マルイ旧A館 8階)

【持ち物】

メモしたいと思ったら筆記用具
持っている方はヨーガスートラ

【料金】1,000円(税込)

【申込、問合せ】aya.banri@gmail.com

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