ある2人の人がいます。
その2人は仕事が忙しい時に、されたいことが違います。
Aさんは、声をかけて欲しい人。
人から気にかけて欲しい人。
「大丈夫?」「無理してない?」
と言って欲しい。
そして、それが普通だと思っている人。
Bさんは、そっとしておいて欲しい人。
黙々と作業をしたいので、1人にして欲しい。
出来れば話しかけないでもらえると助かる。
そして、それが普通だと思っている人。
この2人のコミュニケーションが取れていないと、
忙しくしているBさんをみたAさんは
「大丈夫?何か手伝うことある?何でも言ってね」と事あるごとに話しかけます。
するとBさんはありがたいとは思いつつも
「Aさんてば鬱陶しい。見て分かんないかな?普通ひとりにしておくでしょ。困ったらこっちから言うし」
とイライラしてしまいます。
逆にAさんが忙しいときには、Bさんは
「忙しそうだから、ひとりにしておいてあげよう。困ったら言ってくるでしょ」
とそっとしておいてあげます。
しかしAさんは
「なに?Bさん冷たい!普通忙しそうにしてたら話しかけるでしょ?手伝ってもらいたいわけじゃなくて声をかけて欲しいだけなのに」
と悲しんでしまいます。
この2人の思う「普通」が、お互い違うんです。
それぞれコミュニケーションが取れていないから「良かれと思って」したことが裏目に出てしまうんです。
決して悪気があるわけではないんです。
でも、こういうことは日常で頻繁に起こり得ます。
みなさんの周りにもいませんか?
声をよく掛けるひと、放っておくひと。
鬱陶しいと思ってしまうひと、冷たいと思ってしまうひと。
原因はお互いの無理解が多いです。
「私は忙しいときはこうして欲しい」
と相手に伝えたり
「あなたは忙しいときにどうして欲しい?」
と相手に聞いたりすれば、お互いに歩み寄れやすいです。
ただし、実際に自分のことを伝えても、相手がそうしてくれるかどうかは分かりません。
でも相手の個性を理解することで
「あの人はあぁしたいんだな」
と、知らなかった時よりは納得できます。
相手を変えるってことは基本的に出来ませんが、いい意味でのあきらめがつくという感じです。
コミュニケーション取ってみてくださいね。
もし、コミュニケーションが難しいと思うならば、ISD個性心理学を学ぶと早いです。
生年月日が分かればその人の個性がわかるので、「だからこういう言動をするのか」と理解が早まります。
気になる方はお問い合わせくださいね。
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